さとうさんのキロク

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【書評】架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編

はじめに

ライブドア・ニュースを見ていた際、ロケットニュース24の記事が掲載されており、そこに「Amazonですべて手書きの本が発見されて話題」とあったのがこの書籍?に出会いでした。最近まで私はKindle版の書籍にあまり興味がなく、本はできるだけ紙媒体でと考えていました。とはいえ、電子書籍否定派でもありませんので、早速iPadでKindleアプリをダウンロード。その後Amazonで本書を購入。Kindleアプリでアカウントにログインし、購入したデータをダウンロードしました。

どんな本か

タイトルにあるように架空の歴史がつづられた一冊。長大な帝国の歴史が鉛筆とカラーペンでキャンパスノートにぎっしりと手書きで記載され、その時代時代の帝国史と周辺諸国の文明や文化、宗教、そして戦争の侵攻ルートと全域の地図、軍隊の配置と兵力数とその戦いによる戦死者の数など克明に記載されている。この本「架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編」は132ページと言う大容量で304円。なかなかの読み応えがある”架空歴史書”です。

著者の設楽陸先生の「架空の歴史ノート・漫画ノート」ページ
架空の歴史ノート・漫画ノートの紹介
架空の歴史ノートについて

感想

率直な気持ちとしては、すごい。ここまでの架空の歴史をよくもまあここまでまとめたものだと感心します。無粋な表現をするならば見事な設定です。普通こういったことは学生時代はよく考えるもので、ノートに1ページくらいに書いてみたりなんてのはわりとあるのかもしれません。しかし・・・本書のすごいところは中途半端ではないこと。これに尽きます。また、人によっては嘲笑気味に中二病的・・みたいな表現があるかもしれませんが、ワタシ的には認めたくないです。架空の物語がそこにあるというだけで、とてもワクワクします。モノを生み出すエネルギーって素晴らしいなと感じた作品でした。
ぜひ次章の「腐壊病の大流行による大陸閉鎖」も読んでみたいと思います。



(雰囲気だけでも分かる程度で・・)

最後に

Kindle ダイレクト・パブリッシング (KDP)というものがあります。それによってAmazonの販売ルートを利用して自費出版が可能となっています。これを利用して、自分が作ったものをお手軽に販売できるのは非常に便利だと思います。本来の?自費出版について私は詳しくありませんが、いろいろと楽になったんではないかと思っています。私も小説が書けたら同人的な形で提供できたらいいなあなんても、少し考えました。この「架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編」は1つの可能性を知る意味でも読んでみる価値があるかもしれません。



架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編

架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編