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【書評】「物語」の作り方入門 7つのレッスン

「物語」のつくり方入門 7つのレッスン

「物語」のつくり方入門 7つのレッスン

なーんか書評多い気がしますけども。お勧め価値が有るものはやっぱり書きたい。

はじめに

『「物語」の作り方入門 7つのレッスン』の出会いは、私がゲームとかのシナリオや小説を書いてみたいなーと思い立った際に、本屋さんを探して初心者に向いていると感じた一冊です。やっぱりこの業種に入った理由の1つとも言えるゲーム制作。そのうちのプログラムとは関係ないけども何かショートストーリーでも作ってそれを元に簡易的にiOSアプリ作ってみるとか。
そんなのもいいなぁというのがキッカケです。

どんな本か

物語を作る上でタイトルにもあるように大きく7ステップで分かれています。この本には起承転結や序破急と言った言葉は使わずもっと砕いた感じで書かれています。先生と複数の生徒とのやり取りの流れの中で、様々なお話をサンプルに優しいやり取りがされており、あまり難しく構えず「こうだからこうですよね。」「あなたならどう思いますか?」「こういうことがあったからこうしてみましょう。」と言った形で柔らかい受け答えの中、物語作りの基礎を教えてくれる一冊です。

感想

率直な感想としては、数あるストーリー教本のなかでも、わかりやすく書かれており、色んな本を読んだ上で混乱している自分を冷静にさせてくれました。起承転結、序破急これを考えなきゃ!みたいな縛りが自分の中にあって、書き出しからつまづいていました。いろいろ必要な情報が欠けていました。そんな不安なものをひと通り取り除いてくれるいい本です。自分はあまり小難しい表現がされている本が得意ではなく、そのような表現はこの本はありません。
淡々と必要なことを1つ1つヒントを交えておいてくれていることに好感を持っています。

本書とまとめて読むといい本

まとめて読む・・・というのは少し違いますが、物書きをする上であったほうがいいとされる辞書2冊です。
「例解 慣用句辞典」は・・・例として「恋う・恋しい」を表す際の別の表現は「思いを懸ける」「思いを寄せる」「気がある」「心を寄せる」「身を焦がす」などなどこういった1つの感情、状態表現を様々な言葉で表している例が詰まっています。読んでるだけで楽しくなってきます。あとは、ネガティブ表現ほど多いような気もしますね。
次に、「角川 類語 新辞典」について・・これも面白いです。慣用句辞典は、言い回しという形で集約されていますが、こちらはより細かいレベルで同様の意味を持つ単語を抽出することができます。やはり、インターネットは便利ですがこのような辞書も手元にあったほうがいいですね。

例解 慣用句辞典―言いたい内容から逆引きできる

例解 慣用句辞典―言いたい内容から逆引きできる

角川類語新辞典

角川類語新辞典

最後に

やっぱり書いてみたりやってみないとダメです。本をただ読んだだけではやっぱりどんなにいい本でも、お話は書けない。とりあえず、メモ帳持って歩くでも良いですし、Evernoteで移動中に書くでもよしで、とにかく思ったことをどんどん記録することそしてそれを家で整理すること。このへんから初めて見るのが大事かなって思いました。今回自分で書いているお話も歩いてる時に「おっ・・・こんなの面白いんじゃないかな」って思ったのがキッカケでした。ひとまず今書いているお話も最後まで書き切ることができるかはわかりませんが、ちょいちょい電車の中であらすじを書いています。

いいものができるといいなと思いつつ。。小説にしようかゲームシナリオにしようか。どっちにしようかな。

目次

  • あなたの今の状態を知る
  • Lesson1 物語のおおまかな輪郭を作る
  • Lesson2 物語全体の流れを作る
  • Lesson3 キャラクターの考え方
  • Lesson4 主人公を作る
  • Lesson5 敵対者を作る
  • Lesson6 援助者を作る
  • Lesson7 ディテールと演出
  • おわりに

「物語」のつくり方入門 7つのレッスン

「物語」のつくり方入門 7つのレッスン