【書評】SQLパズル プログラミングが変わる書き方/考え方 第2版
はじめに
この本との出会いは・・・最近?ちょっと前ですね。
はてなブックマークで結構なブックマーク数をだしていたアノニマスダイアリーを見ました。
タイトルは「かつて、私の隣にSQLの魔女がいた」。
これを読んでこのSQLパズルという本があることを知りました。
私は人並みのSQLは書けると思っていますが、やはり特殊な条件下でのSQL記述は苦手でこれを機に
一つ上に向かって勉強してみようと思ったのがキッカケでした。
どんな本か
SQLの用例がひたすら書いてあります。意外と自分では思わなかったようなデータ抽出のアプローチが書かれている。
抽出方法は千差万別。効率の悪い方法も勿論のこと、様々な組み合わせを検証していきながら速度もループも考慮しつつ
エレガントなSQLを模索する。。。そんな本です。
中級者以上で最低限の文法を知っており、テーブル構造を脳にイメージできるレベルが必要です。
まさにタイトル通りのパズルのような例が網羅されており、これらを理解出来れば大抵の特殊なデータ抽出はものともしないでしょう。
感想
SQLが得意とはとても言えない私にとっては、とても参考になった良書。とはいえ、自分がこれまでの仕事での
利用シーンがまだ合致していない例も多数あったため、1回読んだ程度で利用できるものではなく、
これは何度も読み返したり辞書のように引くことが大事だと思いました。
また、サンプルデータもしっかりしており、CREATE文も用意されていてローカルにデータベースを
構築できる環境であれば割とすぐに検証もできる。
ただ、物によってInsert文がないのでそのデータは自分で作る必要はある。
本書とまとめて読むといい本
まとめて読むといい本と言うより、このSQLパズルより先に読むべき本というか自分がお世話になった本。
一応ひと通りの基礎を学べると思う。一部データーベースに依存するが、概ね網羅できている良書だと思う。ただちょっと古い。
なにせ自分がもっと若い頃に読んだ本ですし。でも、そんなにSQLは変わりゃしないので、影響も少ないでしょう。
現場で使えるSQL 第2版 (DB Magazine SELECTION)
- 作者: 小野哲,藤本亮
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/11/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最後に
ずっとデータベースを扱っていたけども、今ひとつ上のグレードに上がれない。それを学ぶためには最高の良書かと思います。
私もざっとは読んだものの、これからもっともっと修練する際には必ず手元においておきたい・・そんな本です。
1つ2つ上のグレードに行くために是非。
- 作者: ジョー・セルコ,Joe Celko,ミック
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2007/11/02
- メディア: 大型本
- 購入: 18人 クリック: 335回
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